「湯を沸かすほどの熱い愛」を見た

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映画『湯を沸かすほどの熱い愛』オフィシャルサイト

前々から気になっていたこの映画ですが、二回みた今の感想を書きます。

 

あらすじ

宮沢りえの「紙の月」以来となる映画主演作で、自主映画「チチを撮りに」で注目された中野量太監督の商業映画デビュー作。持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。

この映画予告編を見る感じすごくあったかい物語だと思っていたんですが、どちらかというと悲しみとか寂しさとかのマイナスなことの方が多い物語でした。そのマイナスな部分を皆抱えていて、唯一それが「治らない」と確定している双葉は周りのマイナスをどんどん改善していくという感じです。そして、そのマイナスを改善していくたび病気が悪化していくのが、周りとの温度差みたいなものが僕はすごく感動しましたね。なんかここは感動のところっていうところに少し気持ち悪さを入れてくるんですよ。それが個人的に気に入ってて、普通の余命映画じゃないなと思いましたね。

 

えーと、役者さんたちはみんな素晴らしくて、宮沢りえさんはもちろんですが、特に良かったのが子供達ですね。この辺は監督の変態さがいい感じに出ていると思います。この映画の監督を務めた中野量太監督はこの映画が商業としての映画デビュー作なんですよね。なので、作品にインパクトが効いてて見た後は結構打ちのめされました。

 

えーと、もう映画を見てからかなり立つのであまり内容の濃いものはかけていませんが、いい映画なのは間違いないので是非みて頂きたいです。